今回は、水分として水+生クリームでパンを作ってみました。
生クリームが入るととってもまろやか!
ケーキのトッピングにも使われる生クリーム、脂肪分が多いのですが泡立てるとすごく美味しくなりますよね。
パンに入れるので泡立てることはしませんけれど、生地に混ぜ込むととってもまろやかで美味しくなります。
ケーキではありませんから沢山は要りません。100ml位の紙パックに入った生クリームが売っていますからその位でちょうど良いと思います。
足りない分は水を加えます。
今回は材料にも工夫してみました!
強力粉も「レジャンデール小麦粉」と「春よ恋」を半々にして、糖分には砂糖+ハチミツを、スキムミルクは入れてありません。
生クリームを入れるのでスキムミルクは必要ないだろうという考えからです。
具材にアーモンドパウダーとドライクランベリーを入れてみました。アーモンドパウダーは前にもふれていますが、入れると甘さや風味が増してすごく美味しくなります。
そして糖分として砂糖にハチミツを加えてみました。砂糖は本来の分量より減らしていますが、今回はハチミツを加えて甘さを出してみようと思います。
家庭で作るパンの場合、砂糖の味はあまりしませんね。だから出来上がったパンは砂糖が入っていないかと間違える位甘さがしません。
ということは、市販のパンは相当砂糖類が入っていると考えられます。
最も具材に甘さのある材料を入れればその限りではありませんが。余程具材にこだわらないと甘さは感じられないものです。
ところが、ハチミツは入れると甘さというよりまろやかになるから不思議です。
アーモンドパウダーとハチミツ、両方を入れることでさらにまろやかで美味しいパンが出来上がるようです。
今回はそこへドライクランベリーも入れるという、まさにまろやかで味わいのあるパンに仕上がりました。
クランベリーの栄養価は?
ドライクランベリーはクランベリーという果実を乾燥させたものですが、ちょっと聞きなれない果物ですよね。
クランベリーとは:ツツジ科スノキ属の常緑低木です。生産地は北半球や寒帯などの寒い地域の沼地に生息しています。果実は濃いピンク色で非常に酸味が強いです。
サクランボに良く似ていますが、酸味が強いため、生で食べるのは難しいです。大抵は加工してジャムやお菓子などに利用します。
さて、このクランベリーの赤い色素の正体は「アントシアニン」という物質です。「アントシアニン」は果実の多くに含まれていて、中に入っている種が酸化するのを防いでいます。
果実は熟すると紫外線の影響を受けて活性酸素を発生しようとします。その時に「アントシアニン」が活性酸素を抑える役割をしているそうなんです。
私たち人間も老化の原因が活性酸素によるということが分かっていますよね。活性酸素を抑えれば老化を遅くすることが出来るのです。
果実が「アントシアニン」で活性酸素を除去出来るならば、人間もそれを食べれば良いのです。
ということは、クランベリーには老化を防ぐ効果があるということになりますね。それだけではありません。
クランベリーには「ケルセチン」という「アントシアニン」に似た成分を含んでいて、これが大変抗菌作用が高いと言われています。
「ケルセチン」はタマネギにも多く含まれていて、やはり抗菌作用が非常に高いとされます。
さらに、クランベリーには「アルブチン」という成分が含まれていて、この成分は美容に良いとされています。シミやソバカス、日焼けの原因となるメラニン色素を防ぐという女性にはとってもうれしい成分があるのです。こんな優れた栄養価があるクランベリーですので、パンやお菓子作りに大いに利用したいものですね。
今回は美容と老化防止に大変効果のあるドライクランベリーを具材に入れた生クリーム&ドライクランベリのパンのご紹介です。
生クリーム&ドライクランベリーパン
パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕で焼いています。
⇒パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕の記事はこちらから
材料と作り方
材料
強力粉 レジャンデール小麦粉 | 125g |
春よ恋 | 125g |
バター | 10g |
砂糖 | 大1 |
ハチミツ | 大1 |
アーモンドパウダー | 50g |
ドライクランベリー | 50g |
塩 | 小1 |
水 | 80g |
生クリーム | 100g |
ドライイースト | 小1 |
作り方
1.ドライクランベリーとドライイースト以外をケースに入れます。
2.ドライクランベリーはレーズン容器に、ドライイーストはイースト容器に入れます。
3.メニュー「4」、レーズンあり、自動、粗混ぜ、スタートします。今回は普通の食パンコースで焼きました。
4.約4時間後、出来上がります。
カットしてみます。
所々にドライクランベリーが散らばっています。
食パンコースで焼いたので、生地はしっかりと目が詰まっています。
焼くコースによっても味わいが変わってくるかと思いますが、一般の食パンコースでもとっても美味しく焼けました。生クリームのまろやかさとドライクランベリーの甘酸っぱさが何ともいえない味になりました。美容と老化防止に良いドライクランベリーで美味しいパンを作ってみませんか。ぜひお試しくださいね。
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