生地にヨーグルトを練りこんで成型し、オーブンで焼いた誰にでも食べられる「ヨーグルトパン」はいかがでしょう。
ヨーグルトで腸を健康に保つ
今やお馴染みの「ヨーグルト」ですが、人間が発見したのは相当古いと言われています。約7000年も前にヨーロッパやアジア、中近東などでたまたま生乳に乳酸菌が入ったことで「ヨーグルト」の存在を発見したと考えられています。
ヨーグルトという名前はトルコ語からきており、「ヨウルト:攪拌」を意味しています。生乳に乳酸菌を混ぜて攪拌するという意味ですね。
そんなヨーグルトは整腸作用があり便秘に良く効くと言われています。腸内細菌の一種としてよく知られている乳酸菌、実は「ヨーグルト」の乳酸菌は私たちの腸に永くは留まっていないのです。
しかし、腸内に入ったヨーグルトの代謝物が悪い菌を減少させて、通常持っている乳酸菌を増殖させるという働きがあります。
良い乳酸菌が増えると、私たちの体は代謝が良くなり、免疫機能も向上するので健康に良いといわれているのです。
同じ生乳でも牛乳にはビタミンCが殆どふくまれていません。牛は自分でビタミンCを生成することが出来るので、食物から摂取する必要がないからなのです。
しかし、ヨーグルトには乳酸菌が含まれていて、発酵の際にビタミンCが生成されるのです。それで、ヨーグルトには若干ですが、ビタミンCが含まれています。
そして、生乳よりもより濃度の高いビタミンCが含まれています。
さらにヨーグルトには肉の繊維を柔らかくするという性質もあり、最近ブームになっている「鶏の胸肉」に使用したりしますよね。
ヨーグルトに胸肉を一晩漬けておくと、肉の繊維が柔らかくなって美味しく調理が出来ると評判になっています。
そうそう、ヨーグルトでも柔らかくなりますが、重層に漬けておいても柔らかくなるんですよ。お試しください。
毎日、ヨーグルトを食べれば便秘知らずに!
そんな整腸作用がある「ヨーグルト」を毎日少しでもいいから召し上がってみてください。便秘なんか治っちゃいます。
牛乳は人によっては下痢をしてしまうなど相性が悪い方がいますが、そんな人は「ヨーグルト」がお勧め。
同じ「ヨーグルト」でも砂糖入りとプレーンなものがありますが、お勧めは「プレーンヨーグルト」です。
ぜひそのままでも食べられるようになってください。酸っぱくてという方や子供さんには、今回ご紹介する「ヨーグルトパン」を作って健康な腸内環境を保ちましょう。
ヨーグルトパン
材料と作り方
材料(10個分)
強力粉 | 250g |
全粒粉 | 30g |
バター | 15g |
砂糖 | 大1 |
塩 | 小1 |
プレーンヨーグルト | 150g |
牛乳 | 70g |
ドライイースト | 小1 |
ドリール | 溶き卵1/2個 |
作り方
1.パン生地を作ります。ドライイースト以外をケースに入れます。ドライイーストはイースト容器に入れ、メニュー「20」でスタートします。
2.1時間後、生地が出来上がったら、すぐに取り出します。
3.取り出した生地を10等分して丸めます。
4.丸めたら、キッチンバサミで切り込みを入れます。
5.全部切り込みを入れたら10分ほど休ませます。
切り込みは周囲に入れると出来上がりが美味しくみえます。
6.休ませたら、今度はオーブンで発酵させます。30度~35度で40分から60分発酵させます。
温度と時間に開きがあるのは、季節によって室内温度が変わるからです。様子を見ながら、約2倍の大きさになるまで発酵させます。
発酵のコースがあるオーブンはこんな時とっても重宝ですよね。
7.発酵が終わったら、一度取り出して、上にドリールを塗ります。これはハケを使って丁寧に塗ってくださいね。
8.ドリールを塗っている間にオーブンを約180度~200度に予熱しておきます。
9.予熱が終わったら約15分位焼きます。
10.出来上がりです。
食パンと違ってひと手間かかりますが、いつもの食感とは又変わって美味しいです。
こうやって焼いてしまうとヨーグルトの味はそれほど感じられなくて、爽やかなパンとなりました。
コメント