以前、米粉パンを作りましたが、グルテンの入っていない、いわゆる小麦粉が入っていない米粉パンでした。今回はグルテンの入っている米粉パンを作ってみました。
米粉を利用する場合の注意点
パンを作る時、多くは強力粉を使いますが、小麦粉でなく米粉を使いたいという方もいますよね。
米粉を使う場合に気をつけなくてはいけないことは、米粉自体にはグルテンがないことです。米にはグルテンがありませんから、当然米粉には含まれていません。
米粉を選ぶ際に、グルテンとしての小麦粉が入っているか、いないかで材料が変わってきます。
グルテン(小麦粉)が入っていない米粉の場合、そのままではパンが膨らみません。そこにグルテンとしての強力粉を少し加えるなければいけません。
あるいはグルテンだけ買って加えます。パン材料のお店で売っています。
これを加えればちゃんと膨らむのです。
一方、グルテン(小麦粉)入りの米粉で作る場合は初めからグルテンが入っていますので、そのまま使って米粉パンが出来上がります。
このように、米粉を買う場合にはグルテンが入っているか、いないかを良く確認した上で買いましょう。
万が一、グルテンなしの米粉を買ってしまった場合でも強力粉を少し加えることでパンが出来ますから心配は無用です。
尚、ネーミングがミックスになっていても「ミックス粉」ではない場合がありますから要注意です。単なるグルテンだけ入っている場合と、パン材料が入っている「ミックス粉」では材料が違ってきます。
今回使用した米粉はグルテンが入っているだけですので、その他の材料を加えてあげます。
グルテン入り米粉パン
材料と作り方
材料
グルテン入り米粉 | 250g |
バター | 20g |
砂糖 | 大1 |
スキムミルク | 大1 |
塩 | 小1 |
水 | 190g |
ドライイースト | 小1 1/2 |
作り方
1.ドライイースト以外をケースに入れる。
2.ドライイーストはイーストケースに入れ、メニュー「18」、レーズンなし、焼き色標準でスタート。
3.約2時間30分後、出来上がり。
やや膨らみは低いですね。
中身は普通の食パンと変わりはないようです。
こうやってカットすると、気泡がかなりあります。味も強力粉に比べると若干違うようです。粉の甘さはそれ程ないように感じました。
生地も詰まってなく、木目が多少粗い気がします。でも小麦粉でなく、米粉という米を使ったパンという安心さがあります。
とはいってもグルテンとして小麦粉を使ってはいるんですけどね。
完全に米だけを使用している訳ではないので、小麦アレルギーの人はこれでは食べられません。
米自体がグルテンがありませんから、土台パンは無理なんですね。やはり米はご飯として食べるのが一番良いかと・・・・・・
只、小麦粉オンリーよりは米粉やライ麦や全粒粉といった粉を混ぜることで、健康的にパンを食べることが出来ますよね。
いつも同じ強力粉を使うよりは、変化に富んだパン生活も悪くはないのでは?
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