天然酵母菌を使ったソフトパンです。具材にドライイチジクを入れてみました。
天然酵母菌がパン生地をしっとりさせる!
天然酵母を使うと、どのコースを使っても生地がしっとりとまろやかになります。同じ小麦粉を使用しても酵母菌によって違ってくるのですね。
今回はソフトパンコースで作ったのですが、生地が柔らかいだけでなく、しっとりしています。臭みも全然なく、自然な甘みすら感じます。
天然酵母はとっても時間が掛るのと、作ったら冷蔵庫に入れても1週間で使い切らないといけません。そこがドライイーストに比べ、使いずらいところです。
私は3回分の天然酵母を作るのですが、1度作ると続けて天然酵母菌のパンを作ることになります。
お店ではないので、時々しか天然酵母菌を作ることはないのですが、やっぱり美味しいです。
出来れば毎回使いたいところですけど、作るのに24時間も掛かるのではちょっと疲れてしまいます。
パンの味はいつも食べている人は微妙な違いが分かりますが、あまり意識していない人には分からないことも多いですよね。
特に天然酵母を使っているパンとドライイーストを使っているパンとどう違うんだと思う人もいるかもしれません。
ただ食べているだけだと違いなんてないように感じますが、普段からパンに興味のある人ならば微妙な味の違いが分かるのです。
私はたまにパン作りに疲れると、コンビニのパンを買ってみたりするのですが、味が全然違うのです。
自分でパン作りをしているものには何てまずいんだろうと思ってしまいます。様々な添加物が入っているのも気になります。
塩分や砂糖が多いので味が濃いし、小麦粉も美味しくない。やはり、作るのに限る、と思うのです。
そんなこんなで、又パン作りが始まるということなんです。
ドライイチジクを入れてさらに美味しいパンに!
イチジクを乾燥させたドライイチジクを今回は入れてみました。前回にもドライイチジクを使ったパンをご紹介しましたので、そちらも合わせてお読みいただければと思います。
イチジク:クワ科のイチジク属で落葉高木です。大きな実が成り食用とします。原産地はアラビア南部で、メソポタミアではかなり古くから栽培されていました。
日本へ伝わってきたのは、江戸時代初期で、中国から長崎に伝来しました。その後、簡単に増やせることから広く広まるようになり、一般の家庭の庭でも栽培されるようになりました。
今では殆ど庭で栽培されているのを見かけなくなりましたが、私の実家でもかつてイチジクの木を植えていました。実を取ると、白い液体が出てきて、傷に良いとか言われていました。
生食でも良いのですが、乾燥させて「ドライイチジク」としてパンやケーキ、クッキー、ジャム、コンポートなどに利用することが出来ます。
栄養価は果糖、ブドウ糖の糖分が多いため、甘い味がします。その他にたんぱく質やビタミン類、カリウム、カルシウム、ペクチンも含まれています。
効能としては、整腸作用があり、「イチジク浣腸」として便秘などに利用されています。又、果実を取った時に出る白い液体には、ゴムのような樹脂分があって、痔やイボにつけたり、駆虫薬として飲んだりします。
イチジクの樹液は「フィシン」という酵素が含まれていて、食品添加物として認められています。
ドライイチジクはいろいろ種類があるようで、イラン産とかトルコ産とか黒イチジクなどと売られていますね。どれを選ぶかはお好み次第ですが、大きいものは硬かったりするので、パンの具材に入れる際には小さく切らなければいけません。又、保存は冷凍保存が無難だと思いますよ。
今回使った「ドライイチジク」はイオンで売っていました。
これは黒イチジクで、大きいですから入れる時には小さく切っておきます。
天然酵母ドライイチジクソフトパン
パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕で焼いています。
⇒パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕の記事はこちらから
材料と作り方
材料
天然酵母 | 大2 |
強力粉 | 250g |
バター | 15g |
砂糖 | 大1 |
スキムミルク | 大1 |
塩 | 小1 |
アーモンドパウダー | 大2 |
ドライイチジク | 60g |
作り方
1.ケースに天然酵母を入れる。天然酵母菌の場合は先に入れてしまいます。
2.ドライイチジュク以外の材料を入れます。
3.メニュー「5」、レーズンあり、粗混ぜでスタートします。
4.ピピと鳴ったら、ドライイチジクを入れ、再度スタートします。
5.約4時間20分後、出来上がりです。
ソフトパンコースで、とってもしっとり出来上がりました。黒い所がドライイチジクです。ここの所がとっても美味しいですよ!
天然酵母を使っているので、自然な甘さと風味があってすごく美味しいですからぜひ作ってみて下さいね。
コメント
[…] ⇒ドライイチジクについての記事はこちらから […]