エピはフランスパンの一種
エピってご存知でしょうか。パン作りを趣味としている方ならばご存知かもしれませんね。
ちょっと聞きなれない言葉ですが、フランスパンの一種なんです。
フランス語でエピは「麦の穂」という意味です。
麦の穂は互い違いに実が成っていますよね。このように互い違いに生地を倒して焼いたフランスパンのことなのです。
製法はフランスパンと同じですが、成型する時に生地を麦の穂のように形作っていきます。
というと、何だか難しそうですが細長くした生地をハサミで切り込みを入れ、交互に倒していくだけです。
簡単そうに言っていますが、慣れないときれいに麦の穂になりません。
でも面白い手法なので考えた人はすごいなあ!って思います。
そもそも何故こんな面倒なことをやったかというと、焼くときにまんべんに火が通るようにと考え出したそうです。
なるほどと思いますよね。生地を右、左と倒せば均等に早く火が通るようになります。
昔はオーブンなんて無かったでしょうし、釜土で焼くときに平たくなっていればきれいに焼けます。
フランスパンもこういう形にすると、何だかスナックのようで食べやすいです。
フランスではプレーンなエピを食べるようですが、日本ではベーコンなどを入れて作るのが一般的なようです。
今回はこのエピに挑戦してみました。切り込みの入れ方によっては形がまちまちになりますが、それはそれで面白いです。
ベーコンエピ
パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕で焼いています。
⇒パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕の記事はこちらから
材料と作り方
材料
準強力粉 | 200g |
塩 | 4g |
はちみつ | 小さじ1 |
水 | 130g |
ドライイースト | 1g |
ベーコン | 3枚 |
マスタード | 適量 |
黒コショウ | 適量 |
作り方
- ドライイースト、ベーコン、マスタード、黒コショウ以外をホームベーカリーのケースに入れます。
- ドライイーストはイースト容器に入れ、生地コースでスタートします。
- 生地が出来上がったら取り出して3等分に分けて丸めます。
- 布巾をかけて15分ベンチタイムをとります。
- 手の平で軽くガス抜きします。
- ベーコンの大きさに合わせて伸ばします。そこへ黒コショウをまぶします。
- ベーコンを置きます。
- 上から半分まで折って、下も同じように半分まで折ります。
- さらに半分に折り、閉じます。
- それを転がしながら伸ばしていきます。同じように3本作ります。
- オーブンを使って2次発酵させます。35度で30分~40分程発酵させます。
- 発酵が終わったら、ハサミで切り込みを入れます。
- かなり深く切れ込みを入れた方が良いです。完全に切り取らないように・・・・
- 切込みを入れたら右か左かに倒します。
- 同じように切込みを入れて今度は反対側に倒します。これを繰り返していきます。
- あまりきれいに出来ていませんが、要領はこんな感じです。
- 3本すべて成型したら230度に予熱したオーブンで15分~20分焼きます。
- あまり麦の穂にはなっていないかも。
味は?
面白い形でしょう? 適当に折って食べます。カリッとしてとっても美味しいんですよ。
ベーコンの塩味と黒コショウが効いていて、お酒のおつまみにも良いと思います。
ぜひ作ってみて下さいね。中に入れる具材もいろいろ工夫するとなお美味しく食べられそうですね。
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