卵やバターをたっぷりと使ったブリオッシュパン、とっても美味しいですよね!
そんなブリオッシュに栗と緑茶パウダーを入れて作ってみました。
緑茶パウダーで爽やかなブリオッシュパンを!
ブリオッシュはバターが沢山入っているので、どうしてもこってりとしたパンになりがちです。そんな時、生地にお茶のパウダーを入れるととってもさっぱりとしたブリオッシュになります。
お茶のパウダーは緑茶、抹茶、紅茶と何でもOKです。お茶の葉によって香りが違うので又一味変わったブリオッシュパンが楽しめます。
パウダーは一般のお店でも手に入りますし、通販でも買う事ができます。
お茶のパウダーは粉と一緒に初めから入れてしまいます。そうすることでパン生地全体にお茶の色と香りがついて見るからに美味しそうに出来上がります。
抹茶と緑茶は緑色に染まりますが、紅茶は又違った色になることでしょう。まだ紅茶で試したことがないので、今度作ってみようと思います。
ところでお茶といってもいろんな種類がありますが、今回緑茶パウダーを使うので緑茶の種類について調べてみました。
煎茶・深蒸し煎茶 | 私たちが日頃最も飲んでいるお茶です |
玉露 | うま味と香りがあります。上等なお茶です。 |
抹茶 | お茶会などで使います。苦味がありますが、甘い物と良く合います。 |
茎茶・粉茶 | 茎茶は爽やかで甘みがあります。粉茶はお寿司に合います。 |
玄米茶・ほうじ茶 | 玄米茶は玄米の香ばしい香りがします。ほうじ茶はやさしい味です。 |
番茶 | 比較的安価なお茶です。香りはあまりありません。 |
一番茶・二番茶・三番茶・新茶 | 摘み取った順に呼ばれています。 |
それではお茶にはどんな栄養価があるのでしょうか?
お茶といえば、真っ先に思い浮かべるのが「カテキン」ですよね。
カテキンとは?
カテキンはポリフェノールの種類で、茶葉の中には4種類のポリフェノールがあります。緑茶の渋みは「タンニン」と呼ばれる成分です。
カテキンのポリフェノールはお茶の製造過程によって、加熱されると変形してしまいます。本来、カテキンは酸化されやすい物質で、茶葉によっては製造過程で色が変わってくるのです。
しかし、緑茶の場合は酸化酵素が抑えられるために殆ど変化がみられません。
一方、烏龍茶や紅茶の場合、酸化されることで赤い色となるのです。
又、カテキンの量は若い芽ほど多く含まれています。そして、摘み取った順番によっても変わってきます。一番茶よりも二番茶の方が多く含まれています。
玉露は光が当たらないように育てるため、カテキンの量は少なくなります。煎茶よりも少ないのです。ですからカテキンを摂りたければ安いお茶の方が良いといえるのです。
では、「カテキン」にはどんな効能があるのでしょうか。
- 悪玉コレステロール値の低下・・・・コレステロールは私たちの体になくてはならないものですが、悪玉コレステロールが多くなると様々な病気が起こります。
心筋梗塞、脳梗塞など生命を脅かすような自体になりかねません。緑茶を飲むことで、悪玉コレステロールを抑える事が出来るのです。 - 体脂肪の低下・・・・脂肪の摂り過ぎによる肥満は高脂血症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病を引き起こしてしまいます。これらを防ぐためにも食事の後の緑茶がとっても効果があるのです。カテキンが脂肪の吸収を抑える働きをするからです。
- ガン予防・・・・・・緑茶を日常良く飲んでいる地域ではガンの発生率が少ないということが研究で明らかになっています。これはカテキンが活性酵素を除去する働きがあるからだといわれています。
- 抗酸化作用・・・・先ほどのガン予防もそうですが、人の体は活性酸素が入り込むことによって、体の組織を酸化させてしまいます。酸化は病気を引き起こしたり、老化を促進させたりするので、多すぎないようにコントロールする必要があります。カテキンは体が錆付くのを防ぐ役割もしてくれるのです。
- 虫歯を防ぐ・・・・一見、虫歯に効果があるようには思えませんが、カテキンには虫歯菌や風邪のウイルスなどの細菌にも防波堤を作ってくれるのです。
- カフェインによる効果・・・お茶にはカフェニンがありますから、これは神経に働きかけてリラックスさせる効能があります。
以上が緑茶における「カテキン」の効果ですが、そんな緑茶を使ったブリオッシュパンを作ってみました。
緑茶マロンブリオッシュ
パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕で焼いています。
⇒パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕の記事はこちらから
材料と作り方
材料
強力粉 | 170g |
薄力粉 | 30g |
バター | 30g |
砂糖 | 大2 |
スキムミルク | 大1 |
塩 | 小3/4 |
緑茶 | 大1 |
卵1個、卵黄1個、水 | 全部合わせて150g |
ドライイースト | 小3/4 |
後入れバター | 40g |
栗の渋皮煮 | 50g |
*栗の渋皮煮は小さく切っておく
*後入れバターは小さく切って入れる間際まで冷凍庫で保存しておく
作り方
1.後入れバター、栗の渋皮煮、ドライイースト以外をケースに入れる。
2.メニュー「13」、レーズンあり、粗混ぜでスタート。
「35分後に作業がありますよ」という表示が出ます。
3.ピピと鳴ったら、後入れバターを入れます。再度スタートを押します。
4.ピピと鳴ったら、今度は材料の栗の渋皮煮を入れます。
入れたら再度スタートを押します。出来上がり時間が表示されます。
5.3時間15分後、出来上がりです。
緑色の生地に時々栗が除いて美味しそうに焼けました!
味もとっても美味しいですよ。ブリオッシュパンそのものが美味しいのと緑茶の爽やかな風味と栗の甘みが加わってすごく美味しく出来上がりました。
ぜひご家庭で作ってみて下さいね。
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