去年、我が家で収穫した梅で梅干しや梅酒を作りました。その梅を使ってパンを作ったのでご紹介したいと思います。
梅酒に漬けた後の梅はケーキやブリオッシュパンに良く合う
梅酒にする時、リカーやブランデーなどのお酒を入れますが、これらはケーキ、ブリオッシュととても相性が良いのです。
高級なケーキにはラム酒が入っていることが多いですよね。ちょっと大人のケーキの味でとても美味しいですよね。
ラム酒の代わりに梅酒を使ってみようということなのです。
一般の食パンに梅酒は合いませんから、ケーキっぽいパンとなります。
ブリオッシュは卵や牛乳、バターがたっぷりと入ったパンですから、ここにラム酒や梅酒を加えるとさらに美味しさが増すのではないでしょうか。
ということで、試しに梅酒を少し加え、実も具材として入れた「パネトーネ」を作ってみようということになりました。
梅酒と実が入ったパネトーネ
パネトーネといってますが、ちょっと気取ってこういう名前にしただけで、実際はブリオッシュパンです。
ブリオッシュパンとパネトーネは大した違いはないようですが、一応どう違うのか、以前ブログで載せましたのでそちらを参考にしていただければと思います。
材料とつくり方
材料
強力粉 | 170g |
薄力粉 | 30g |
バター | 40g |
砂糖 | 大2 |
塩 | 小3/4 |
梅酒 | 大1 |
卵1、卵黄2、プレーンヨーグルト | 全部合わせて150g |
ドライイースト | 小1 |
後入れバター | 40g |
梅酒の実 | 100g |
作り方
1.ケースに後入れバターとドライイースト以外を入れます。卵と卵黄、プレーンヨーグルトはすべて合わせた容量です。卵黄と卵白に分けるのはちょっと面倒ですが、この方が美味しくなります。
卵白は次回パンを作る時に水と一緒に入れて使っちゃいましょう。
2.ドライイーストはイースト容器に入れ、メニュー「13」、レーズンあり、粗混ぜでスタートします。
すると作業が35分後にありますよという表示が出ます。それまでに後入れバターを用意しておきます。バターは小さく切って冷凍庫に保存しておきます。
3.ピピと鳴ったら、保存しておいた後入れバターを入れます。
固まっているようなら少しほぐして入れます。
4.ケースを閉めてスタートを押します。
すると今度は23分後に材料を投入してくださいの表示が出ます。それまでに材料の梅を用意します。
梅は種の周りをこそげ取るようにします。さらに小さく切っておきます。かなり面倒な作業ですからここは予め時間のある時に作っておいてもよいと思います。
5.ピピと鳴ったら梅の実を入れます。
6.再度スタートします。
最終出来上がり時間が出ました。後はほっておいても大丈夫です。
パンを作る時、特にブリオッシュのような作業と材料入れなど2回も途中で開けなければならない時の裏技。といっても裏技になるほどではないのですが、スマートフォンのタイマーを使うと何か用事をしていてもタイミングを逃さないで済みます。
ずっとホームベーカリーの側にいられませんからね。用事をしながらでもタイマーをかけておけば大丈夫。表示に後何分後と表示が出るのですから、それを利用するのです。
さあ、出来上がりました。
取り出すと、少し梅酒の香りが立ち上がってきました。
切り口が柔らかそうです。ふわっとしてなんだか美味しそう!
緑色が梅の実です。卵が入るので黄みがかかったパンになります。
食べるととっても柔らかく、ふっくらしていました。そして梅酒や実を入れたのにも関わらず、お酒の味は全然しません。ほのかに香りがするだけです。
凄く美味しいですよ。梅酒を漬けた後の梅ってどう扱えば良いのかと案じている方、こんな利用の仕方もありますからぜひお試しください。
コメント
[…] ⇒梅酒のパネトーネ […]