ちょっと変わったマーブルパンにしてみました!
苦味のある抹茶と甘いこし餡を使って
抹茶をパンに入れるのは以前「桜抹茶のパン・ド・ミ」で作っていますが、マーブルパンに入れるのは今回が初めてでした。
抹茶について
抹茶というと茶道でお茶を立てて飲むというイメージがありますが、結構料理にも利用されていますね。
アイスクリームやシュークリーム、ケーキなどに使われています。
抹茶のほのかな苦味が甘いお菓子とよく合うんですね。又色合いも少し渋みがあるので、子供のお菓子というより大人が食べるお菓子として注目を浴びています。
抹茶はチャノキの葉を蒸して乾燥させた碾茶(てんちゃ)を茶臼でひいて粉にしたものです。このお茶の葉は「よしず」や「わら」などで直射日光を遮って栽培します。こうすると葉が薄くなってうま味が増すのです。この後手で丁寧に摘んですぐに蒸して、乾燥させます。玉露や煎茶は揉んでしまいますが、抹茶は揉まないで製法します。こうして乾燥させた碾茶を葉柄や葉脈を取り除き、葉だけを刻んで粉にします。
その後、蒸してから茶臼で挽きます。
これだけの作業が掛かるため、抹茶は高価な茶として流通するのです。
抹茶は葉だけを粉にするため、お茶の栄養素をたっぷりと摂ることが出来ます。
カフェイン、タンニン、サポニン、カテキン、ポリフェノールなど健康に良い栄養素を多く含んでいます。
材料
強力粉 | 200g |
全粒粉 | 50g |
塩 | 小1 |
スキムミルク | 大1 |
バター | 10g |
ドライイースト | 小1 |
水 | 170g |
抹茶 | 3g |
こし餡・水 | 30g・小1 |
抹茶とこし餡を水で溶いておきます。
作り方
パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕で焼いています。
⇒パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕の記事はこちらから
1.ドライイースト、抹茶、こし餡以外をケースに入れる。
2.ドライイーストはイースト容器に入れる。
3.メニュー「14」で、スタート。
4.スタートしてから89分後に作業がありますという表示です。ピピと鳴ったら溶いた抹茶とこし餡を入れます。
生地にあまり掛からないように入れます。再度スタートを押します。
夏場のパン作りに工夫を
抹茶の入れ方によっては模様が変わってきます。ドロッとしているものは均一になりにくいです。水は10g減らしました。夏場になると水が生温くなるためパンの膨らみが変動します。そこで、予め冷蔵庫で水を冷やしておいたり、水の分量を減らしたりすることが必要となってきます。
ホームベーカリーを使っていると(パナソニックのインバーター方式)、温度の変化に対して大幅に変動することが少ないといわれています。
それでも冷水を使ったり、水の分量を減らしたりした方が美味しく出来ると思います。そのくらい、パン作りは繊細なものなのです。
食べてみて
食べると抹茶の香りと味がします。ほんの少しこし餡の甘さが感じられてちょっと大人の味です。
今回は強力粉だけでなく、全粒粉も少し入っています。皮の噛み応えが多少あるという所も美味しさに拍車が掛かっているように思いました。
抹茶を入れると見た目にも爽やかな感じがするのでお勧めです。少々値が張りますけどね。
抹茶の代わりに緑茶の粉末にした物もいいと思いますよ。そのまま入れるのではなく、少量の水で溶いてから入れるのがコツです。
そうしないと上手くマーブルの模様が出ません。市販のマーブルシートを使うときれいに模様が出来るだろうと思いますが、ホームベーカリーで出来るのってすごいと思いませんか。
模様のバラツキはありますが、自動で作ってくれるのは魅力的です。
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