自宅の梅の実を使って梅干に挑戦。この間は梅酒を作りましたが、残った梅で今度は梅干を作りたいと思います。
梅干を作ろう!
用意する材料
●梅の実・・・・・・・やや黄色くなった物が良い。
梅酒は青梅を使いましたが、梅干に使うのは少し黄色い実が最適です。ですが、あまり日を置くとカビが生えてきますのでもう始めることにしました。
●容器・・・・・・・梅干用の容器が売られています。大きさは梅の分量に合わせて。
内蓋と外蓋が付いています。
●重石・・・・・・・これも売られています。容器に合わせて用意します。
●塩・・・・・・・自然塩が良い。梅に対して12~13%用意します。
●ブランデー・・・・・・・アルコール度35℃以上なら何でも良い。消毒用に使いますのでこのような噴射機に入れておきます。
作り方
では早速作っていきましょう。
1.まず、容器や重石、内蓋、外蓋をアルコール(ブランデー)で消毒します。
6.このまま2.3日置くと、梅酢が出てきます。プ~ンと梅の香りがします。この梅酢は冷蔵庫に入れてとっておきます。
天気の良い日を選んで梅を取り出します。
7.中の梅をザルに取り出して、外の日光が良く当たる場所で干します。
8.かなり梅が乾いてきました。次に赤シソを用意します。赤シソは生の状態と漬けてあるものがありますが、今回は手間を省いて漬けてあるものを使っています。梅に対して10%~20%位が良いでしょう。今頃だと梅干作りのコーナーに袋に入って置いてあります。
10.こんな感じです。全部入れ終わったら冷蔵庫に保存しておいた梅酢を注ぎます。
13.数日経ってから、天気の良い日にザルに取り出して干します。梅酢は赤くなって僅かに梅も赤く染まっています。
14.干したら又容器に戻しておきます。これを何回か干しても良いし、干さなくても大丈夫です。暫く梅酢に漬けておきます。
食べられるのは3ヶ月後位からになります。自家製の梅干は安心して食べられるのでぜひ作ってみてくださいね。
赤シソと青シソってどう違うの?
シソはシソ科シソ属の植物です。シソは漢字で書くと、紫蘇と書きます。「紫」と「蘇る」で紫蘇と書きますが、これにはある言い伝えがあります。
後漢末の時代、洛陽の若者が蟹を食べ過ぎて食中毒を起こしてしまいました。死にそうになっていた時に医者がある紫色の葉を煎じて飲ませました。するとたちまち若者は元気になったところから「紫」が「蘇る」としてこの薬草を紫蘇と名づけたそうです。
シソの種類
チリメンジソ | 基本の品種。葉が両面赤色で縮れている。 |
マダラジソ | 表面が緑、裏が赤色。縮れていない。 |
アカジソ | 葉の両面が赤色。縮れていない。 |
アオジソ | 葉の両面が緑色。縮れていない。 |
カタメンジソ | 表面が緑色、裏が赤色。 |
チリメンアオジソ | 葉の両面が緑色。縮れている。 |
食用となるのは、アオジソとアカジソです。
アオジソ
大葉ともいわれています。葉や花を香味野菜として使います。日本では刺身のつまや天ぷらなどで利用していますよね。
アカジソ
主に梅干の色づけに使います。葉を乾燥させて、七味唐辛子に入れたり、ふりかけに利用したりします。
栄養は?
カロテン、ビタミンB、カルシウム、カリウムなどを含んでいて、中でもβーカロテンはとっても含有量が多いのです。
シソは独特な匂いがありますが、これはペリルアルデヒドという成分で、臭覚の神経を刺激して、胃液の分泌を高めるなどの作用を行います。
又食中毒の予防にもなるので、梅干にも利用されているのです。
利用
アオジソは一般的に良く使われているようですが、アカジソは梅干に使う以外にないのでしょうか。
赤シソジュースがいい!
私自身は作ったことがないのですが、以前親類の叔母から「赤シソジュース」をもらって飲んだことがあります。それが美味しくて。
ただとっても面倒な作業なのでまだ挑戦したことはありませんが、美味しいし、夏場の元気の源になりそうです。
簡単に作り方を載せておきますのでぜひ作ってみてください。
赤シソの葉を鍋に入れ、水を入れて30分~40分位煮ます。煮た葉を取り出して、砂糖と酢を入れます。この時点で赤い色になります。
冷めたら漉してペットボトルに移して冷蔵庫で冷やします。そのまま飲んでもいいし、水や炭酸水で割って飲んでも美味しいです。
赤色のジュースが食欲を誘って夏バテにはもってこいだと思います。
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