パンではないけど、大豆粉を使っているから主食にもなる、ソイスコーンを作ってみました。
パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕で焼いています。
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ソイスコーンって何?
一体ソイスコーンって何でしょう? ちょっと聞きなれない言葉ですよね。
ソイスコーンとは
豆で作ったスコーンのこと。小麦粉の代わりにきな粉や大豆粉を使ったスコーンのことなんです。
ではスコーンって何なの? 聞いたことがあるかもしれませんが、少し説明したいと思います。
スコーンとは
スコットランド料理で、小麦粉や大麦、オートミールにベーキングパウダーを加えて牛乳でまとめ、簡単にこねてから焼いたものです。
元々は粗挽きの大麦粉を使って焼く「バノック」というお菓子がありましたが、19世紀にベーキングパウダーやオーブンが普及したことで、スコーンが誕生しました。
今ではスコットランドはもちろんのこと、イギリスやアメリカでも食べられるようになりました。
スコーンの作り方や食べ方にもイギリスとアメリカでは少し違うようです。
イギリスではプレーンなスコーンにジャムやクロテッドクリームをつけて紅茶と一緒に食べるのが一般的です。砂糖が少ないのでジャムなどをつけて食べることが多いそうです。
一方、アメリカではスコーンに具材を入れることが一般的で、レーズンやブルーベリー、クランベリー、チョコチップなどを入れて作ります。
又生地に砂糖を多く入れるので食べる時には何もつけず食べるということです。
ソイスコーンは日本独自?
そのようですね。健康志向の日本が考えそうな発想ですものね。
炭水化物が大好きでパンやご飯を食べすぎてしまうという人のために考えられた食品のようです。きな粉や大豆粉は大豆を使って粉にしたものなので、糖分が少なく、ダイエットには良いということらしいです。
近年、日本では納豆や豆乳など大豆を使った料理が多くなりましたね。和食が世界遺産になったことにも関係しているのでしょうか。
きな粉はお店ですぐ手に入ると思いますが、大豆粉は置いてない所もあるようです。だからといって、大豆を買ってきて挽いても小麦粉のようにはなりませんから粉になっているのを買ってきたほうが良いと思います。
きな粉は臭みがありませんが、大豆粉は少しきな臭さが残ります。焼いてしまうとそれ程気になりませんが。
我が家ではお正月にきな粉餅を食べますが、これ以外きな粉を使うことがありません。どうしても残ってしまいます。
結局、捨ててしまい、又お正月が来ると買う。そんな具合ですからホームベーカリーできな粉を使えることは有難いです。
今回はきな粉でなく大豆粉で作りましたが。
チョコ&オレンジピールのソイスコーン
ソイスコーンのことが分かっていただけた所で、今回のスコーンの材料と作り方に入りたいと思います。
今回のソイスコーンはアメリカ式になるでしょうか、チョコチップとオレンジピールが具材に入っています。
材料
卵(溶いておく) | M寸1個 |
豆乳(成分無調整) | 80g |
プレーンヨーグルト(無糖) | 70g |
大豆粉(きな粉でも良い) | 60g(きな粉の時は100g) |
全粒粉 | 70g |
ベーキングパウダー | 5g |
塩 | 小1/2 |
ココア | 20g |
チョコチップ | 50g |
オレンジピール | 20g |
アーモンドプードル | 30g |
作り方
1.上から順にケースに入れる。
すると2分後に作業がありますという表示が出ます。ピピと鳴ったら開けて粉落としをします。傷の付かないヘラで落とします。
終わったらスタートを押します。すると又2分後に作業があるという表示が出ます。
3.ピピと鳴ったら開けて今度は形を整えます。
完成写真はこんな感じですが、あまりきれいな形とはいえませんね。パンとお菓子の中間くらいの食品といったら良いでしょうか。
ドライイーストを使っていないのと大豆粉、全粒粉なのでグルテンがないためパンのように膨らみはありません。
味について
パンではないので比べても仕様がないのですが、正直美味しいとは言えません。外側が硬くて、中は少しパサツキがあります。
チョコチップとオレンジピールを入れたのでなんとか食べられますが、プレーンだと味気が無いでしょうね。ジャムでも付けなければ・・・・
健康には良いのかもしれませんが、時間が許せば全粒粉パンを作った方が美味しく頂けるでしょう。
一応ホームベーカリーで作れるのでご紹介してみました。
コメント
こんにちは。
プレーンのソイスコーン、私はとっても気に入って、美味しくいただいてます。
配合はレシピどおりではなく、きな粉と大豆粉を同量づつ、豆乳の代わりに、スキムミルクとココナッツミルクパウダーをお湯に溶かしてます。
(レシピは塩辛すぎるので、塩はひとつまみだけ)
粉をふるっておくと、生地が滑らかになりますし、ヘラで山形に成形すると、こんもりときれいに膨らみます。(大豆粉は膨らみが良いといわれるユウテック製を使ってます)
もともときな粉が大好きなのと、日常的に砂糖はほとんど使わないので、砂糖なしでも自然な甘さとナッツみたいな味が美味しく感じます。
バリバリに焼ける外側は、厚焼き煎餅かクッキーみたいですね。
油分が少ないので、翌日にはパサパサ乾燥してしまいますが、いつも焼いてからすぐに一口サイズにカットして、冷凍してます。
温めずにそのままアイスとして食べると、ザクザク感としっとり感が増して、目の詰まったパウンドケーキみたいなお菓子になりました。
コメントありがとうございます。初めてスコーンを作ったのですが、正直あまり美味しくないなと思っていました。
スキムミルクとココナッツミルクパウダーですか。良いことを教えて頂きました。
一工夫すると美味しくなるんですね。それに材料も選ぶ必要がありますよね。強力粉だって種類が色々あって良い物を選べばより美味しく出来上がる。
大豆粉にも種類があるなんて知りませんでした。
砂糖を使わなくても食べられるなんてダイエットにとってもいいですよね。考えてみればスコーンって健康に良いという目的があったのに、何故か違う方向に走っていました。
色々参考になりました。又スコーン、試してみます。