近所のパン屋さんで「レジャンデール小麦粉」を使っていたので私も試しに使ってみました。
いつもの強力粉を変えてみる!
パン作りはとっても奥深いものがあって、強力粉を変えただけでも味が変わってきます。以前、近所に「ベーグル店」があって、そこのパン屋さんは小麦粉に「レジャンデール」という強力粉を使っています。
パン作りに小麦粉は欠かせませんが、小麦粉の中でも膨らませる性質の強い「強力粉」、「準強力粉」があります。
一般のパンは強力粉を使いますが、フランスパンなどハード系のパンは準強力粉が適しています。
「レジャンデール小麦粉」は強力粉に当たりますが、時として準強力粉に分類されることもあるようです。
特徴としては、灰分、タンパクが多く、ビタミン、食物繊維、ミネラルなどの栄養分を最大に引き出した小麦粉になります。
「レジャンデール」という言葉はフランス語で、「言い伝えられた、伝説の」という意味だそうです。
小麦本来の性質を最大に生かした小麦粉なので、単体で使うとかなり小麦の味や香りが強いです。食べなれていないと美味しく感じないかもしれません。
レジャンデールは単体で使うよりも、他の小麦粉に混ぜて使う方が良いかもしれません。私が特におすすめなのは、ライ麦に混ぜて使うことです。
今回作ったライ麦パンはレジャンデールにライ麦を合わせて作りましたが、とっても美味しく出来上がりました。
ライ麦も単体で使うと硬くてとてもじゃないけど美味しいとはいえません。
しかし、レジャンデールと一緒に使うと、何故かすごく美味しく出来るのです。不思議ですね。多分相性がとても良いのだと思います。
レジャンデール小麦粉はハード系のパンに適しているので、フランスパンなども美味しく出来そうです。
又、ベーグルパンもどちらかというとハード系に属すので、合うのではないでしょうか。近所の「ベーグル店」がレジャンデール小麦粉を使うのも理解できます。
レジャンデール小麦粉は普通のお店では滅多に手に入りません。パンや菓子専用のお店なら売っていますので、そのようなお店があれば探してみてください。
その他には通販なら置いてあります。但し、レジャンデール小麦粉は一般の方はあまり使わないのか、業務用のキロ数が大きいのしか売っていないことが多いようです。
かなり量が多くなってしまいますから、保管に場所を取ります。その点をご注意くださいね。
レジャンデール小麦粉を使ったライ麦パン
材料と作り方
パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕で焼いています。
⇒パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕の記事はこちらから
材料
レジャンデール小麦粉 | 125g |
ライ麦 | 125g |
バター | 5g |
砂糖 | 大1 |
塩 | 小1 |
プレーンヨーグルト(無糖) | 85g |
水 | 80g |
ドライイースト | 小1/2 |
ドライフルーツ | 50g |
作り方
1.ドライイースト、ドライフルーツ以外をケースに入れます。
2.ドライイーストはイースト容器に、ドライフルーツはレーズン容器に入れます。
このような完全に乾燥しているドライフルーツは容器に直接入れてしまいます。
3.メニュー「11」で、レーズンありでスタートします。
4.約5時間後、出来上がりです。
ライ麦パンは膨らみが少ないのでパンの高さは低くなります。その代り重いです。
こんな風に一枚一枚のパンが小さくなります。レジャンデール小麦粉を入れるとハードなパンになります。
でもライ麦とこんなに相性が良いとはビックリしました。ライ麦の素朴な味がすごくマッチしてとっても美味しいのです。
ライ麦パンは普通に食べるとライ麦粉そのものの味がしてちょっと食べにくくなります。レジャンデール小麦粉も同じでそのままパンに使うとあまりにも小麦粉の味がしてこれも食べにくいのです。
しかし、二つの素朴な小麦粉を混ぜると不思議なもので、とっても美味しいパンとなるのです。
この二つの小麦粉はとっても相性がいいので、ぜひ組み合わせてパンを作ってみて下さいね。今回は中にドライフルーツを入れてみましたが、きっと何を入れても美味しく出来上がることでしょう。
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