年齢を重ねると骨が弱くなって少し転んだだけで骨折してしまうことがあります。そんな骨を強化するのに魚丸ごと食べられる「サンマのしょうが煮」をお勧め。
サンマのしょうが煮
材料 サンマ2尾 水400cc しょうゆ大4 砂糖大3 酒大2 しょうが少々
作り方
1.サンマは頭と尾を取り、はらわたを除き、切れ目を入れる
2.圧力鍋に水、しょうゆ、砂糖、酒、しょうがを入れ、サンマを入れる。
カルシウムを補う
圧力鍋を使えばサンマを丸ごと食べることが出来ます。サンマの食べ方は色々あります。塩焼き、蒲焼、しょうが煮など。
私がお勧めするのはしょうが煮です。圧力鍋で煮ると、骨が柔らかくなって、全部食べることが出来ます。
年を取ると、骨粗しょう症などカルシウム不足が起こってきます。そんな症状を防ぐためにも魚や乳製品などをどんどん食べることが必要です。
サンマもイワシも圧力鍋でしょうが煮が出来ますが、特にサンマがお勧めです。
サンマを塩焼きで食べると、美味しいのですが骨が多く、中骨を食べるなんて出来ませんよね。でも圧力鍋で煮ると、中骨も食べることが出来ます。
同じしょうが煮をイワシでやると、少し大きな魚だと中骨まで食べられません。小さめのイアワシなら何とか食べられるのですけどね。
それに比べると、サンマは中骨まで柔らかく煮えるのです。丸ごと摂取すればカルシウムはたっぷり摂れます。
サンマの栄養
サンマは栄養が多く健康にとても良い魚です。特にビタミンD、B12が沢山含まれています。
ビタミンDの役目は腸でカルシウム、リンの吸収を良くする、骨を丈夫にするなどの働きがあります。
又カルシウムが沢山あるので、骨粗しょう症に効果があるのです。
ビタミンB12の役目は赤血球をつくる造血作用があります。鉄分も多いので、貧血の予防・改善に大いに役立ちます。特に血合いに多く含まれています。
その他にEPAやDHA、オレイン酸の脂質も豊富です。これは血栓を予防したり、脳の働きを高めてくれます。
アミノ酸も沢山ふくまれており、ビタミンA、E、ミネラルといった成分も豊富なので、体の健康にはもってこいの魚なんです。
秋刀魚の由来
漢字で書くと「秋刀魚」と書きますが、形、色が刀に似ていて、秋に捕れるということでつけられた言われています。
食用とされるようになったのは、江戸時代からです。サンマは光に集まる習性があるので、この習性を利用して漁が行われました。
サンマの旬、産地
季節回遊魚で、夏から秋は北から南へ、冬から春は北へ移動します。沖合いの海を大きな群れを作って泳いでいます。
スーパーなどでは一年中見られますね。旬は秋から冬で、特に晩秋の頃のサンマは格別油がのって美味しいです。
産地は北海道東海岸の根岸沖から三陸沖、千葉県房総沖、和歌山県紀州沖までの太平洋沿岸で漁穫されます。
冷凍で保存
旬の頃のサンマははらわたと一緒に塩焼きで食べるのが最も美味しい食べ方だと思います。
一方、旬でない頃のサンマは痩せて焼き魚としてはあまり美味しくありません。こんな時は蒲焼やしょうが煮にしてしまうのです。
魚は保存するのがなかなか難しいですが、はらわたをとってしまえば冷凍保存が出来ます。
普段勤めていて忙しい人や、お店が遠くて買い物に毎日行けない人などは冷凍することをお勧めします。
私は良くサバの二枚卸しやサンマの頭と尾とはらわたを取って売っているのを買ってきて冷凍保存しています。
多少味は落ちるかもしれませんが、旬でなければこの方法でも良いかと思います。調理次第で美味しくいただけますよ。
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