枝豆が出回ってきましたね。今回はこれを使ったパンです。
夏バテ防止に枝豆を!
「ビールと枝豆」、決まり文句のように良く似合います。夏の「おつまみ」にもってこいの枝豆ですが、単に「おつまみ」だけで終わらせたくはありませんね。なぜなら、枝豆は素晴らしく栄養化に富んでいるからです。
歴史
大豆がまだ成熟する前に収穫したものを枝豆といいます。日本では古くから食べられていて、奈良・平安時代にはもうすでに現代の形で存在していました。江戸時代になると夏に枝豆売りとして商売が始まりました。
しかし、その頃の枝豆は枝ごと茹でたものが売られていて、人々はそのままの状態で食べながら歩いていたということです。
現代におけるファーストフードのようなものです。こんな時代から歩きながら食べるということをやっていたんですね。
そして、枝ごと売っていたために「枝付き豆」とか「枝成り豆」などと呼ばれるようになり、いつのまにか短縮して「枝豆」と呼ぶようになったらしいです。
近年は和食ブームから欧米でも枝豆を食べる人々が増えてきています。
食べ方
代表的な食べ方は塩茹でですよね。この塩茹でにも2種類の方法があります。
1.沸騰した湯に豆を入れ、ザルにあげて水を切った後に塩をまぶす方法。
2.沸騰させた湯に塩を溶かしてから豆を入れて茹でる方法。
皆さんのお宅ではどちらの方法で茹でていますか? 我が家は1番の方法で茹でています。
最近では茹でたものを冷凍された状態で売られているのを見かけますね。
おつまみとして
夏のおつまみの定番のように、ビールといったら枝豆ですよね。でもこれはとっても理にかなっているんです。
枝豆は大豆ですから、「畑の肉」といわれるようにたんぱく質が豊富に含まれています。
たんぱく質はアルコールを分解してくれるので、お酒を飲みながら枝豆をつまむということは悪酔いしないためにも良いことなのです。
種類
枝豆って種類があるんですよね。一昔前は枝豆といったら、青い豆ばかり売られていたような気がしましたが、最近は他の種類も見られるようなりました。
●青豆・・・・・・一般的な枝豆です。主に関東地方で生産されています。サヤは緑色でうぶ毛があります。サヤの中に2~3粒の豆が入っています。
●茶豆・・・・・・一見普通の枝豆ですが、中身が茶色の豆です。主に東北地方で生産されています。サヤの中に2粒の豆が入っています。
収穫が青豆より少し遅く、8月上旬から9月中旬頃になります。糖類が多く、甘味と風味があります。
「だだちゃ豆」などの名前で売られていますね。
●黒豆・・・・・・お正月に食べる「丹波の黒豆」が良く知られています。黒大豆が黒豆になる前に収穫したものです。サヤの中がまだ黒くなる前なので、薄皮がうっすら黒味がかかっています。豆が大粒で甘味とコクがあります。
収穫は9月下旬から10月中旬頃ですが、生産が少ないため殆ど出回っていません。
枝豆チーズご飯フランスパン
パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕で焼いています。
⇒パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕の記事はこちらから
さてそんな夏の定番、枝豆をフランスパンにしてしまいました。
しかもご飯フランスパンです。おまけにチーズも入れてしまいました。さあ、どんなパンに出来上がるでしょうか。
ご飯フランスパン、なんだか怪しいですよね。合うのか、合わないのか・・・・・・
以前、ご飯パンについてはご紹介したことがありますが、フランスパンとご飯?、 ですよね。
材料と作り方
材料
強力粉 | 210g |
冷ご飯 | 100g |
砂糖 | 小2 |
塩 | 小1 |
冷水 | 140g |
ドライイースト | 小3/4 |
枝豆(実・水分をとって半分にする) | 40g |
チーズ(プロセスチーズ1cm角) | 60g |
作り方
1.ドライイースト、枝豆、チーズ以外をケースに入れる。
2.ドライイーストはイースト容器に入れる。
3.メニュー「9」、レーズンあり、手で入れる、粗混ぜでスタート。
フランスパンですから外側の皮はパリッとしています。でも触るとふかふかです。
カットしてみましょう。
皮はパリッ、中はもっちりです。そして、所々に枝豆がのぞいて緑色がきれいです。チーズの溶けた味がなんとも言えず美味しい。
チーズと枝豆の塩が多少あるので、甘いパンというよりさっぱりとしたパンになっています。最もフランスパンは甘くないですからね。
チーズはフランスパンと相性がいいですね。ご飯が入ったことで、モチモチとした食感になりました。
見た目もとっても美味しそうで色合いがきれいに仕上がりました。
これから枝豆がたくさん出回る季節です。余った枝豆でフランスパンなんていかがでしょう?
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