黒と緑のオリーブの実に粒入りのマスタードを追加したフランスパンです。
パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕で焼いています。
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マスタードがピリッと効いたフランスパン
フランスパンの生地自体がとっても美味しいのですが、オリーブの実を入れることで見た目にも個性的に仕上がりました。
粒マスタードを隠し味に入れるとちょっとピリッとして又粋な味となります。
 オリーブ油はあっても、オリーブの実となるとお店でなかなか見かけません。私は「成城石井」で見つけましたが。

 こんな風に瓶詰めにされて売っています。左が黒オリーブ、右が緑オリーブです。オリーブの実って大きいんですね。
オリーブの木って?
ここでちょっとオリーブについてお話したいと思います。
 オリーブはモクセイ科の常緑高木で、地中海地方で栽培されています。皆さんもご存知かと思いますが、イタリアやスペインなどで主に栽培しています。
 日本では香川県の小豆島が有名ですよね。他にも岡山県、兵庫県、九州地方でも生産されています。
 オリーブの木はとても硬くて、重く、油分も多く耐久性があることから、装飾品やまな板、すりばち、すりこぎ、スプーン、へらなどに利用されています。高価な製品として、日本では印鑑などにも使われています。
 しかし、オリーブの実は生食としては適しておらず、食べると渋みとしびれが出ます。生食でなく、熱を加えれば食べられるんですよ。
 オリーブの生産は限られた地方でのみしか栽培されていないため、とても重要な作物です。
 日本でも小豆島のような温暖な気候で栽培されるように、地中海地方とはいえ、すべての地方で栽培が出来るわけではないのです。
 気候的に地中海性気候の地方では生産が行われています。
 圧倒的にイタリアやスペインが多く、次いでギリシャ、トルコ、シリア、モロッコなどがあります。
 同じ地中海に面していても、アルバニアやキプロス、フランス、マルタは生産量が少ないのです。
シンボルにもなっている
オリーブの木は「太陽の樹」とも呼ばれているそうです。
 古代エジプトで、太陽の神に神殿の灯油のためにオリーブ畑を捧げたといういわれがあるそうですよ。
 又オリーブの枝は平和の象徴ともされています。その昔、旧約聖書で、「ノアの箱舟」というのがありましたね。
 知っている方も多いでしょう。その話の中に「神が起こした大洪水の後に、陸地を探すためノアが放した鳩がオリーブの枝をくわえて戻ってきた。
 これを見たノアが洪水が引き始めたと悟った」とあります。
 そのことから、平和を象徴するのが、鳩とオリーブだといわれたそうです。
 そして、現在でも国際連合の旗やその他国の国旗、国章に使われています。
 日本でも香川県の県木や県の花はオリーブだそうです。
パンの材料と作り方
材料
| 強力粉 | 225g | 
| 薄力粉 | 25g | 
| 塩 | 小1 | 
| 粒マスタード | 小2 | 
| 水(室温が25度以上の時は10g減らす) | 190g | 
| オリーブの実(黒・緑) | 各40g | 
*オリーブの実は種があれば取り、二つに切っておく。
作り方
1.オリーブの実とドライイースト以外をケースに入れる。
 2.ドライイーストはイースト容器に入れる。
 3.メニュー「10」で、レーズンあり、手で入れる、粗混ぜにしてスタート。
 4.具材を入れるメロディーが鳴ったらオリーブの実を入れる。

 フランスパンの味はそのままにオリーブが入って不思議な味をかもし出しています。
 所々にオリ-ブの実があり、粒マスタードがピリッと効いて大人の味という感じです。ワイン等と一緒に食べたら合うかもしれません。
 あるいは、ステーキなど肉料理の時に添えても良いのではないでしょうか。
 こういうちょっと違ったフランスパンもいいですよ。




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