今回は、トマトジュースにドライトマトとホワイトチョコを入れた全粒粉パンを作りました。
生のトマトより栄養価が高いドライ
以前もドライトマトについて述べているのですが、生より乾燥させた実の方が栄養があります。
まず、生野菜は体に良いと分かってはいても一度に沢山食べられません。それに比べ、乾燥させると収縮されるので沢山食べることが出来るのです。
又、乾燥させるということは日光を浴びますからビタミンDも摂取できることから生で食べるよりより多くのビタミンを摂ることが出来るのです。
椎茸も生で食べるより干し椎茸の方が断然栄養価が高いですし、ふやかすことで美味しいだしを摂れます。
これは野菜に限ったことではありません。
魚も日干しにすればビタミンDが摂れます。只、魚の場合は塩で保存することが多いので、塩分を余計に摂取してしまう危険がありますので要注意ですね。
トマトは「リコピン」という成分があって、赤いのはそのせいです。「リコピン」とはカロテロイドの一種なのですが、その中でも特にずば抜けた栄養素を持っています。
老化抑制、生活習慣病の防止、美肌効果、風邪予防などにとっても効果的です。
こんな栄養価の高いトマトですが、生で食べると「リコピン」の吸収があまり良くないのです。より多くの「リコピン」を摂るならば、生よりは加工品の方が沢山摂ることができます。
これは私も意外なことでした。野菜は生の新鮮な物を食べるのが一番だと思っていましたから。
加工品にしたら栄養価が下がるように思いますが、そうではないようです。
加工品にはどんなものがあるのでしょうか。
トマトジュースとかケチャップ、トマトソース、トマトピューレ、固形トマトなどがありますよね。
そしてドライトマトも加工品です。熱は加えていませんが、日干しにしていますからね。売っているドライトマトが本当に日光で乾燥させているのかは疑問ですけどね。
自分で生のトマトを日光で乾燥させれば完璧ですが・・・・ これは相当時間がかかります。何日も外へ出しておかなければカラカラになりません。
しかもお天気次第で外へ干せないこともありますから、思うように事がはかどりません。
というわけで、私はドライトマトを買ってしまいました。カラカラになって売っていますよ。
主にパンを作るのに使っていますが、用途は他にもあります。卵焼きに入れても良いし、野菜炒めに一緒に入れてもいいですよね。
冷凍庫に保管しておけばいつでも好きな時に使えますからとっても便利ですよ。
さて、そんな健康野菜のトマトに含まれる「リコピン」をふんだんに使ったトマトづくしともいえる全粒粉パンのご紹介をしたいと思います。
ドライトマトチョコ全粒粉パン
パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕で焼いています。
⇒パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕の記事はこちらから
材料と作り方
材料
全粒粉 | 125g |
強力粉 | 125g |
バター | 10g |
スキムミルク | 大1 |
塩 | 小1 |
トマトジュース(無塩) | 190g |
水 | 10g |
ドライイースト | 小1 |
ドライトマト | 30g |
ホワイトチョコ | 50g |
*ドライトマトとホワイトチョコは大きければ小さく切っておく。
作り方
1.ドライイースト、ドライトマト、ホワイトチョコ以外をケースに入れる。
2.ドライイーストはイーストケースに入れ、メニュー「12」、レーズンあり、粗混ぜでスタート。
3.ピピと鳴ったら、ドライトマト、ホワイトチョコを入れて、再度スタートする。
今回使用したホワイトチョコはマーブル型なのでそのまま使います。
4.約5時間後出来上がり。
カットしてみます。
水を入れる代わりにトマトジュースを使ったので、生地がオレンジ色になりました。
トマトの香りがプ~ンとします。
全粒粉を半分入れているため、重さがあります。味も強力粉だけのと比べると素朴な風味があります。チョコが甘さを出しているのでとっても食べやすい美味しいパンになりました。
ぜひ、作ってみて下さいね。
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