黒ごまを生地に練りこんだらこんな真っ黒なパンが出来上がりました。
ゴマの威力
以前、「練りゴマを使ったマーブルパン」を紹介しましたが、その練りゴマを今度は生地に練りこんでみました。
「練りゴマのマーブルパン」でも黒ごまについてとっても栄養的に優れていることを書きましたが、黒ごまに限らずゴマにはアンチエイジングにとっても良い効果があります。
ゴマにはゴマリグナンという成分が含まれていてこれが活性酸素を追い払ってしまうというのです。
活性酸素はアンチエイジングとって大敵であり、これを除去することで老化を防ぐことが出来るのです。
私達の食生活は近年欧米化して、脂肪を取りすぎてしまったり、カロリーが多くなってしまいがちです。
そのような食生活で肝臓にはたくさんの活性酸素が発生してしまいます。
私達の体には元々活性酸素を除去する力を持っていますが、年とともにその力が減少していきます。
そうすると肝機能が弱まって体内の老廃物を排除できなくなり、肌荒れや肥満といった老化に繋がってしまうのです。
ゴマはそんな肝機能が弱った肝臓に威力を発揮するのです。
活性酸素を取り除く物質として、ビタミンCやカテキン、アントシアニンなどもありますが、これらは水溶性で、肝臓までは届かないのです。
肝臓の細胞膜が脂溶性で出来ているためなのです。
ところが、ゴマに含まれているゴマリグナンは血液でなく、肝臓に届いて初めて効力が出ます。
こんなところからゴマは不老長寿の食品として古くから利用されているのです。
ゴマはこんなに素晴らしい
1.美肌に良い・・・・・・肝機能が向上するため肌細胞が活性化して瑞々しく、張りのある綺麗な肌を取り戻せる。
2.ダイエット効果・・・・ゴマリグナンが肝臓で脂肪を分解し、燃えやすくするため体脂肪を減らす役目がある。
3.コレステロールを除去・・・ゴマに含まれるビタミンEが血液中や血液壁にこびりついたコレステロールを取り除く役目がある。
よって、生活習慣病や脳梗塞の予防、便秘の解消に役に立つ。
ゴマの上手な摂り方
こんなに素晴らしいゴマですが、ゴマの殻は固くて人の体では消化・吸収が悪いのです。
そこで、すりゴマや練りゴマにして摂るとゴマの栄養素をくまなく摂ることが出来るのでおすすめです。
黒ゴマを「すりばち」ですり、砂糖、醤油で味付けてほうれん草や小松菜、インゲンと和えれば美味しくゴマを摂ることができますね。
黒ゴマを練ってペースト状にした物もありますので、色々な食品に練りこんでたくさんゴマを摂りましょう。
黒ゴマペーストの全粒粉パン
パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕で焼いています。
⇒パナソニックのホームベーカリー〔SD-BMT1000〕の記事はこちらから
今回は栄養たっぷりの黒ゴマペーストをパンの生地に練りこんで作ってみました。
そして、強力粉と全粒粉を半分ずつ入れ、具材にプロセスチーズも入れました。
材料と作り方
材料
全粒粉 | 125g |
強力粉 | 125g |
バター | 10g |
砂糖 | 大2 |
スキムミルク | 大2 |
塩 | 小1 |
冷水 | 200g |
練りゴマ | 50g |
ドライイースト | 小1 |
チーズ | 50g |
作り方
1.ドライイースト、チーズ以外をケースに入れる。
2.ドライイーストはイースト容器に入れ、メニュー「12」、レーズンあり、手で入れる、粗混ぜでスタート。
3.途中でピピと鳴ったら、冷蔵庫に入れておいたチーズを入れる。
チーズはなるべくばらして入れた方が上手く生地と馴染みます。
4.約5時間後、出来上がりました。
こんなに真っ黒なパンが出来ました。中はというと・・・・・
中も真っ黒です。黒ごまのパンになっています。食べてみましょう。
全粒粉パンにしましたが、ゴマペーストを入れたのでかなり食べやすくなりました。又、時々チーズの味がしてとても美味しいです。
白い食パンもいいのですが、こうやって生地にアレンジを加えると見た目にも美味しそうになります。
黒ごまだから栄養的にも健康にも良いし、マンネリ化してしまうパン食に変化をつけることが出来ます。
ぜひ、作ってみてください。
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