この間換気扇のお掃除をしましたが、その時に重曹を使ってとってもきれいになりました。
洗剤で地球環境が悪くなる!
お掃除用の洗剤って沢山出ていますね。ガスコンロや換気扇の洗剤、お風呂の洗剤、トイレの洗剤、本当に多いですよね。それぞれ揃えていたら洗剤だらけで、置く場所だって大変です。もっとも以前は買っていたこともありました。そうしないと汚れがおちないような気がして。
それが、いつの頃か地球環境に対してのニーズが広まってきて、洗剤の意識が変わって来ました。こんなにいろんな洗剤を揃える必要があるんだろうかと。お店に行けばいとも簡単に洗剤が買えてしまうので、用途に合わせて揃えなければ駄目だみたいに思わされていたんですね。
そこには高度経済で成長してきた企業の作戦があったのでしょう。いろんな洗剤を作って消費者に売るという作戦が。洗剤を使うと水と共に海に流され、汚染となります。魚や海草が被害を受け、人間がそれを食べる。ちょっと考えると恐ろしいですね。
重曹って?
重曹って何? という人のために重曹についての簡単な知識を!
重曹は別名を炭酸水素ナトリウムといいます。塩化ナトリウム溶液の電気分解で得られた水酸化ナトリウム溶液に二酸化炭素を反応させて製造します。といっても何のことか分かりませんよね。難しい化学反応のようで。
サイダーや入浴剤に入っているというと分かりやすいと思います。サイダーは重曹とクエン酸を混ぜて炭酸ガスを発生させ、炭酸水が出来ます。その炭酸水にレモンを入れて、レモンソーダーにしたり、砂糖を入れてサイダーを作ったりします。
又、入浴剤にも使われていて、お風呂に入れるとぷくぷくとあわが出てきますが、重曹が使われています。
食材にも使われています。ベーキングパウダーって聞いた事がありますか?
パンや焼き菓子に使われていて、膨張財です。ふくらし粉ともいいます。重曹に酒石酸、クエン酸、リン酸カルシウムを加えて、重曹がよく炭酸ガスを発生するようにした物です。こんな所にも重曹は使われているんです。
そして、研磨剤にも利用されます。茶渋や換気扇の汚れ、鍋の焦げ落としにも使われます。
重曹でお掃除
このような食品にも使われている重曹ならたとえ落とし残しがあったとしても安全ですよね。
重曹は水質汚染となるBDD・COD値がないし、環境ホルモンもないので、地球環境に良い洗剤です。
特に換気扇のように油汚れが多い場合に大いに力を発揮します。
重曹は油と混ざることで油汚れを浮かして汚れを取り除くからなんです。石鹸の役目を果たすんですね。
使い方は粉の重曹を水で溶いて、練ります。スポンジで換気扇に塗りつけていきます。すると、面白いように汚れが取れていきます。
最近は粉の重曹を溶いてスプレー式になっている物もありますね。
私も今回買ってみました。わざわざ溶かなくてもいいかなと思ったので。
無くなったら、粉を買ってきて、このスプレーで又溶いて使えばいいですよね。但しお掃除用として使用します。
換気扇の他には、茶渋を取ったりも出来ます。この時は、溶かずに粉のまま使います。直接茶碗に振りかけて、スポンジで磨きます。ちょうどクレンジングの役目を果たしてくれるんです。
その他の使い道
うがいにも使えるんですよ。重曹はアルカリの性質を持つため、口の中の酸性になった食べ物をうがいすることで、中和する働きがあるからなんです。ですから、重曹で虫歯予防をすることが出来るんです。
使い方はコップ一杯に重曹小さじ半分位入れて、かき回してうがいをします。これらに使用する場合は食品用を購入して下さいね。
他には脱臭にも使えます。重曹水を作って、生ゴミや靴箱など臭いが気になる所に霧吹きなどで、吹きかけます。
安くて安全な重曹でお掃除
このように重曹は色々使えます。ぜひ安全で、安い重曹を使ってお掃除してみて下さい。沢山の洗剤を買うよりも、重曹を取り入れることで、収納もシンプルになります。そして何より地球環境のためにもなることでしょう。
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