シリーズで書いているアンチエイジングの最後は心でアンチエイジングです。
健康な精神に健康な体が宿る
良く聞く言葉です。”病は気から”なんて言葉もありますね。
アンチエイジング第2回の食べ物、第3回の肌作り、第4回体を考えてきましたが、これらのすべてが満たされていても、肝心の心が病んでいては何にもなりません。
心とは気持ちの持ち方ということです。
幾ら食べ物に気を使っていたり、美容に時間を費やしたり、ジムで体を鍛えたりしてもいつも不機嫌で気分が落ち込んでいたらとても健康とはいえません。
健康な精神にこそ健康な体が宿るのです。
幸せ度は1人1人違う
人は何によって幸せだと感じるのでしょうか?
お金? 美味しい食事? 旅行? 趣味? 家族? 家?
幸せの尺度は人それぞれで違うでしょう。
お金が一杯あって、豪華な家も持っていて、広い庭があって、高級車を乗り回し、年中旅行を楽しめて、高級レストランでしょっちゅう食事をし、エステにも行けて、と、数え上げれば切りがありません。
人が羨ましく思うような生活をしていても、家族の仲が悪く、いつもいつもギスギスしていたら?
その人は幸せだと感じるでしょうか。
反対にお金はそれ程ないけれど、人並みの生活をしていて、家族も仲が良く、いつも笑いが絶えない毎日を送っている。
そういう人はどうでしょうか?
先程の例は極端だとしても、置かれた環境によって幸せの尺度は違ってきます。
そしてその環境は努力しても変えることが容易ではありません。
考え方次第で良くも悪くもなる
物質的な環境を変えることはなかなか出来ないけれど、自分の考えを変えることは出来るはずです。
他人を羨ましく思うのではなく、自分自身が楽しいことを見つけたり、有意義な話しを人に聞かせてあげたり、生活を工夫して楽しんだりと。
同じ仕事をしていても「毎日単調でつまらないなあ」と思うか、「今日は違う方法を試してみよう」「こっちのやり方の方がいいかもしれない」と考えるか。
自分自身の考えを変えることで、不幸せも幸せだと思えるのではないでしょうか。
老化防止は毎日の「ごきげん」から
ストレスを抱え込むと自律神経が乱れ、体調も悪くなってしまう。そうすると、免疫力が失われて健康もわるくなり、老化が進んでしまうのです。
毎日「ごきげん」であること。これがアンチエイジングに必要なのです。
毎日、笑顔でいることは、たやすいことではありません。つまらないことで喧嘩をしたり、つまらないことで怒ってしまったり。
自分の感情をうまくコントロールできれば毎日「ごきげん」でいられるでしょう。
それには、考え方をプラス思考にするのです。
嫌だと思っても、どこか良い所を見つけて常にプラス思考にしてしまうのです。これなら出来るのではないでしょうか。
マイナス思考からは何も生まれません。
前向きな考え
私の好きな小説の一つに「風と共に去りぬ」というのがあります。主人公のスカーレットが逆境にも負けずたくましく生きていくという話しです。スカーレットこそ前向きな生き方だと思うんです。
「明日は明日の風が吹く」です。
過去ばかり振り返るのではなく、前に向かって生きる。
こう言う生き方は他人から見ても若々しく見えることでしょう。
生きがい
先日、新聞の記事で3人の80代の女性が取り上げられていました。
1人は生命保険会社の営業職員。保険契約高、保険契約勤続率が53年続けてトップだというのだ。
私が素晴らしいと思ったのは、契約を結んだのがトップということではありません。
80代という年齢を超えて、なおかつ現在も活躍しているという点です。
普通80代といったら、杖をついて歩いていたり、病気で通院していたり、外で活躍するというイメージがありません。
ところがその人は「お客様や仕事仲間と会って気持ちのやり取りをするのが楽しく、元気の源になっている」というのです。
車を買い替えるときは顧客から買うし、美容院も顧客がやっている美容院を使い、レストランも顧客が経営しているレストランを使っているそうです。たくさんの顧客と関わるのが生きがいだと言ってました。
又、もう2人の人は、退職後、フードショップで接客の仕事をしているのです。接客の仕事が好きで回りからも見込まれているそうです。
人は誰かの役にたったり、頼られたりすると生きがいを感じるものです。
生きがいを持つこともアンチエイジングには必要なことです。
仲間を持つ
スポーツや趣味をするとき、一人より何人かでした方がより楽しさを感じるでしょう。最近、大勢でウオーキングをしているのを見かけますが、一人ではくじけてしまうことも大勢いると頑張れるものです。
同じ趣味を持つ仲間を作るのも老化防止には良いことだと思います。
独居暮らしのお年寄りが誰にも知られず、亡くなっていた、という話しを聞きます。日頃から、隣近所、あるいは親しい友人を持つと言うことも大事なことです。
仲間とたわいない話をしていると、自然と笑顔にもなるし、しゃべることで脳の活発化を促し、ひいてはアンチエイジングに繋がるようになります。
好奇心をもとう!
だんだん年をとってくると、「もう年だから」とか「危ないし」などと思いませんか?
この考えは老化を進ませる原因となります。常に好奇心をもって、新しい事にチャレンジする、そうありたいものです。
プロスキーヤーの三浦敬三さんが良い例です。100歳でありながら、アメリカのスノーバードで親、子、孫、曾孫の4代で滑ったというのは有名ですよね。
もちろん健康だからそんなことが出来たのですが、幾つになっても自分の好きな事に挑戦するという精神がすごいと思います。
毎日の暮らしを退屈に送るのではなく、好奇心をもって、様々な事にチャレンジする。
知らない所を旅する、今までやったことがないスポーツをやってみる、などは脳を活発にするそうです。
好奇心を持つことは、いつまでも若さを保つ心のアンチエイジングなのです。
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