2月がもう少しで終わろうとしていますが、我が家の庭は梅が満開です。
梅の花でお花見
一足早く春がやってきたようです。
まだまだ寒いですが、天気の良い日は梅の花でお花見が出来そうですよ。
現在ではお花見というと桜が一般的ですが、実は奈良時代より前は梅が主体だったそうです。
桜でお花見をするようになったのは平安時代から行われたということです。
梅の花を見ているとお花見をしたくなるような気分になるのも不思議ではないということなんですね。
今年は梅の花の咲く時期がいつもの年に比べて早いそうです。我が家の梅も例年より早く咲きました。
この梅は家を新築してまもなく植えましたから、もうかれこれ30年近くなるでしょうか。
苗がまだ小さい内に一度植え替えをしたことがありますが、梅は結構強いですね。ちゃんと持ち直して今では庭で一番大きい木となりました。
良く「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言葉がありますが、実際あまり剪定しちゃうと実が成らなくなります。
多分剪定する時に実が成る枝を切ってしまうからだと思いますが。
梅の木は葉が出る前に花が咲いて実が成ります。花が咲く前に芽が出るのでその時に要らない枝を剪定すれば失敗がないといわれます。
へたに枝を切ってしまうと、花が咲かず、結果実も成りません。実がなる木はあまり剪定しすぎると数が減ってしまいます。
夫が梅干を作っているので、あまり剪定はしません。秋頃、込み合った枝を切る程度です。
梅の種類
我が家の梅は多分南高梅だと思うのですが、白花です。実はかなり大きいですよ。梅干にすると立派です。夫は自慢してます。
品種名 | 特徴 |
---|---|
豊後 | 淡紅色 一重、八重 実が大きい 観賞用 |
白加賀 | 白色 実が大きい 繊維分少ない |
南高 | 白色 実が大きい 梅干用 |
花香実 | ピンク色 八重 実は中位 観賞用 |
古城 | 白色 実が大きい 梅酒、梅ジュース用 |
甲州最小 | 白色 小梅 |
竜峡小梅 | 白色 信州小梅から選抜された小梅 |
梅の収穫量が最も多い県は和歌山県で6万7600トンも生産しています。次いで群馬県、山梨県、奈良県、長野県、青森県と続きます。
梅の利用法
最もポピュラーなのは梅干ですよね。その他には梅酒、梅ジャム、梅酢などがあります。
強い酸味があって、クエン酸などの有機酸を多く含んでいるため、健康食品として注目を浴びています。
中国では紀元前前より酸味料として使われていました。しかし、収穫したばかりの青梅には青酸が含まれていて、これをそのまま食べると死んでしまうといわれています。
バラ科の植物の葉や未熟な実には、青酸配糖体という成分があり未熟な種や腸内細菌の酵素によってシアンという物質が出来ることがあります。これを人間が食べると胃酸で有毒物質を発生することがあり、痙攣や呼吸困難、麻痺状態が起こり死亡することもあるそうです。
ただ普通に食べただけでは殆どそういうことは起こらず、大量に摂取した時に起こる可能性があるらしいです。
又梅干の種や梅酒の青い実はアルコールや塩、天日干しにより酵素が失われているので、毒とはならないということです。
梅による言葉
梅を使った言葉は昔から色々あります。
桜伐る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿:桜はむやみに切ると切り口から腐敗するので剪定は注意しなさい。一方梅は強く剪定しないと、樹形が悪くなるばかりか実も出来なくなる。
東風吹かばにほひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ:菅原道真が大宰府に左遷される時に詠んだ歌
桃栗三年 柿八年 柚子の馬鹿野郎十八年 梅はすいすい十六年:種を植えてから実ができるまでの期間を歌った言葉。実際は「桃栗三年、柿八年」で、一人前になるには長い年月が必要だということわざ。
梅の木学問:梅の木は成長が速いが大木にならないように、進み方は速いが学問を大成させないで終わることという意味である
家庭菜園の収穫はボチボチ
袋栽培で作っている大根。こんな狭い場所でも葉っぱは元気に育っています。
大根が土から除いています。もうちょっとで収穫かな。今、大根高いから・・・・・
でももうすぐ春が来て、鍋物の季節が終わってしまうよ、お父さん! 自然に作るのは難しいものです。
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